Really Saying Something

雑文系ブログです。

ノースリーブに慣れた

長いことノースリーブの服を着てこなかった。たぶん最後に着たのは小学生の頃で、それからざっくり30年超、夏は半袖か五分袖で過ごしていたように思う。

骨格診断でストレートタイプと言われてからこつこつ「明らかに自分には似合わないけどなんとなく買って持っていた服」を処分するようになり、2年前からすごい勢いで増えた体重(増えすぎたため健康診断で公式に「体重を落としましょう」というのが書かれた)により合わなくなったものもぽつぽつ処分を始め、ついでに「縦のIライン」なるものを作る服をちょこちょこ買っている。その中に、セールで安くなっていた麻のノースリーブがある。

一昨年何も考えずに買ったはよいが「ノースリーブで二の腕出すのやだな」と相反する感情で目を背けたままだったGAP製のノースリーブ色違い少しフリルっぽいの付き2着がたんすに眠っており、「これいけるのでは?」(=着てもそんなに違和感ないのでは?)と引っ張り出して、練習として連続で着てみたところ、二の腕が悪目立ちすることはなく、ストレートタイプでいうところの「縦のラインを作りましょう」をクリアできている。これは処分しなくてよさそうだ、2着復活できてラッキー、と思うとともに、フリルがどうも要らないなと感じた。まあこの辺は好みの問題だと思う。

で、先述のシンプルな麻のノースリーブとジーンズといういでたちで、小学生の頃以来丸1日過ごしてみたところ、そんなに違和感がなかった。むしろ半袖Tシャツの方が幅の広い肩がくっきりして似合わないのではなかろうか、とさえ思った。

およそ1年前に受けた骨格診断(と、一緒にやったパーソナルカラー診断)は30年の壁を壊すくらいに私に影響を与えたのだなぁ、と感慨深く思う。とはいえ明確な基準が定められているようなものではないので、ちょっとした占いのような、何かを決めるための道筋を作る役割くらいに思っておいた方がいいのかもしれない。納得感の源泉というか。

音楽と記憶

音楽と記憶は分かち難く結びついているというのはよく言われることで、私の場合槇原敬之「No.1」が割とそれに当てはまるのだけど、なんといってもめちゃくちゃに強力なのがアニメ『魔法少女まどか☆マギカ』の楽曲である。OPの「コネクト」(ClariS)、3話以降のED「Magia」(Kalafina)を聴くと、一気に2011年3月の頃の記憶や当時の状況、考えていたことなどが頭にわっと湧き出てくる。3/11を挟んでテレビの放送ががらっと変わったこと、古いフローリングの床に座って10、11、12話(最終回)の一挙放送を見て、10話で号泣したこと、義父の入退院がひんぱんになっていったこと、地味にきつい1時間半の通勤時間、その他にももっともっと書ききれない感情がどばっと。

 

おかげで再放送があればいつでも心はタイムトラベルを起こせるのでほむほむと同じ能力だね☆

 

全部を追いかけるのは大変なのでアニメ本編だけしか結局見ておらず、その後のストーリーは断片的にしか知らないまま、本編再放送で「青……」「緑潰す」「くじーけーなーい」とかやってもはやネタ化していますが、「コネクト」「Magia」がかかる瞬間の感情の引っ張られ方はちょっと尋常じゃない気がします。私は3/11を京都で過ごしているため、地震や災害の観点での記憶を持ち得ません。それでも書ききれない出来事、喜怒哀楽。マドレーヌも紅茶もないけどあんなに鮮やかに蘇る。

美容の青春

美容とかコスメとか、自分のキャラ的にあんまり書く話題ではなかったんですが、他の方の楽しいブログを読んでるとなんだか書きたくなって、書いたら面白かった。

そういえばWeb日記でコスメのこと書いてる人を見つけて(ブラウザの)ブックマークして日参したり、2chの化粧板・美容板に情報を求めたり、デパコス以外のものは割と流行りに乗ったんでした。ニベア青とドゥ・ラ・メールの成分はだいたい一緒!とか、今では専用のネットがあるくらいの泡洗顔(みかんのネット使ったよ)とか、化粧水はコットンか手かとか、洗顔はお湯なのか水なのかとか、いっそ洗顔なしとか……お金かけない方向で盛り上がるのをちまちま見て真似してましたねー。「シャワーだと皮脂の汚れが落ちないよ派」に「それは十分すすいでないせいでは?」と疑問を持ったりとか。

どんなに頑張ってもお金に余裕がある人には負けるので、まだマツキヨが登場したてくらいの頃にちまちまドラッグストアに通ってました。花王のestのおねーさんにつかまって「今(当時20代)から対処しないとだめなんですよ!」と言われ「でもお金がないんです!」って逃げ切ったことがあったなぁ。

そうこうしているうちにFSPフリーソウルピカデリー)からマジョリカマジョルカへの変節とか、ベネフィット日本撤退とか、好きなものが消える悲しさも味わいました。大阪で卸のお店に行ったら海外のブランドのも金があればぽんぽん手に入るという経験もしました。初めてナイトリペア買ったのは卸のお店だった。

その割にリップものはとことんだめで、敏感肌用とかオーガニックコスメとかいろいろ試したけどどれも唇の皮がべろべろになるので、リップクリームオンリーになってしまったりとか。

清水の舞台から50回くらい飛び降りる気持ちで買った1万円の美白美容液が「リピートしないと結果が出ない」って言われてて撤退したりとか。

夏には欠かせないーと思っていたウィッチヘーゼルを求めてソニプラ(今のプラザ)に行ってやっと見つけたりとか。

TNディッキンソンズ ウィッチヘーゼル アストリンジェント473ml [並行輸入品]

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いろいろ青春だったなぁ。美容雑誌を読むと「昔の自分に満足していると時代遅れになる」など書かれているのですが、顔も金も有限なので、さすがにもう研究はせず楽しむためだけに金を使っていきたいものです。