Really Saying Something

雑文系ブログです。

曲がり角

思えば最初の転職をした頃から曲がり角ばっかりだった気がする。郊外のレジャー施設にありそうなやつ。壁が高いやつ。といっても閉塞感ばっかりなんじゃなくて、進んでみたら抜け道があったとか、近道のドアがあったりとか、割と楽しげではある。見上げると空、みたいな。

学生時代に読んだ小説の一部から、「行き詰まったときは自分がやらなさそうなことをあえて選んでみる」みたいなことを試し始めたことがある。小さい選択肢じゃなくて、結構人生に影響するような選択肢で何回か試したけど、結果オーライだった。結婚とか転職とか引っ越しとか。だいぶ雑に生きてる気もしないでもないけど、「やらなさそうなことを選ぶ」ことは、なんとなく見栄えだけで作られた選択肢も意識せざるを得なくなるので、実は効果的なんじゃないかと思った。本当に行き詰まったときじゃないと、T字路で自分が行かなさそうな角を選ぶのはあんまりうまくいかないかもしれない。五叉路くらいになったらどうすんだって話ではあるけど。