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Cooking for Geeks

Cooking for Geeks ―料理の科学と実践レシピ (Make: Japan Books)

Cooking for Geeks ―料理の科学と実践レシピ (Make: Japan Books)


しかし、箱いっぱいのへらや泡立て器や砂糖を渡されると、調子がおかしくなってしまうギークもいる。硬直や恐怖、あるいは人前で話すときに感じる、あのいやな感じ。

(まえがき p.13より)

3番目のグループは「几帳面タイプの料理人」です。何でもそこそこ上手に作れますが、料理している間ずっと料理本を手放せません。出来上がった料理は、料理の本の写真を正確に再現しています。彼らのキッチンは、まるで硫黄島のように見えます。このグループの人たちはある程度の料理のスキルはありますが、キッチンで料理を楽しむために必要な「第二の天性」である、料理への親しみは持っていません。

(p.7より)

だいぶ前に買ったのですが、引っ越しやら何やらでまぎれてしまい、そろそろ自分にはこの本が必要なのでは?と思って読み始めました。そしたら大当たり。「料理は楽しくするもの」「ちょうどよい加減で満足しよう」「(完璧を目指すよりも)合理的な目標を掲げよう」とか、目からうろこでした(料理を普通にする人にとってはたぶん普通のことだと思うのですが、自分にとっては料理は苦役)。

何より「失敗しても捨てればいい」というメッセージが繰り返し書いてあるのがとても救いになる。失敗したら失敗したなーと思いながら食べなきゃいけないと思っていたのですが、そもそもだいたいは食べられる味にはおさまっているので、たぶん世間一般では失敗の範疇には入らないのだろう、ということを学びました。

まだ半分くらいまでしか読み進めてないし、そもそも途中がものすごく化学的な説明になるので理解できたかというと理解できてない方だと思うのですが、「センスがないとできないと思っていたけど化学的に考えれば化学的な反応で解釈可能なのだ」というのを納得するには非常に良書だなーと思いました。食品への理解も進むし。