Really Saying Something

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夜の乗り物

小さい頃から乗り物が好きだ。乗るのも好きだし見るのもよい。乗るのと見るのを両立できる車窓(他の窓から見る景色はなんていうんだろう)はさらによい。

子供の頃長い時間乗るのは決まって東北方面に向かう列車だった。夜遅くの上野駅から発車するゆうづるに乗って、しばらく窓の外を見てから寝る。乗り物に長く乗るのは楽しい要素がある反面、北に向かうときは間違いなく何かあった場合なので、不安や焦燥感を持たざるを得ない。上野駅のホームにあるそば屋や、チキン弁当は、今でも幾分の焦燥感とセットになっている。

緊急に近い状況で楽しみ要素が混ざる、ということを何度か繰り返した結果、どこか遠いところに移動するとき、常にそう少なくない割合で不安を抱くようになった。その移動の先にレジャーしかなくても。自分でも、いざ出発してしまえば特に何事もなく楽しく過ごせることをわかっているにもかかわらず、なんだか焦ってしまう。

その際たるものが飛行機の出発時に外で手を振ってくれる整備士さんを見るときで、恥をしのんでいうと、あの手を振る様子が大好きなのに、あれを見るとどうにも泣ける。今でこそ涙ぐむレベルで収まっているけど(乗り慣れた)、以前は自分の感情とはあまり連動していなくてもぼろ泣きしていて、シートベルトのサインが消えるまでティッシュが取れなかったときなどは本当に困った。たぶん、上野駅のホームで、まだ携帯電話なんてかけらもなかった時代に、1本か2本の伝言の電話だけで父親が列車を探し当てて見送りに来たのが発端のような気がする。

あれこれあるものの、夜に長い距離移動する乗り物が楽しいというのは変わらない。高速道路のランプ(?)の連続や、混雑した道路のテールランプ、飛行機なら少し高度が下がったところから見える景色はとても楽しい。ほんのり落ち着かない気持ちで出発・到着するのも今となってはだいぶ慣れた。やっぱりほんのり落ち着かないけど。