Really Saying Something

雑文系ブログです。

他の人の視点

自分に対して予想もしないことを言われる(指摘される(特に悪い意味ではなく))ことが時々あって、それが自分でまったく考えたことがないようなことだと、「この人からはそう見えているのか!」という点に対して非常に面白いと思うケースがあります。自分が知らない自分を教えてもらっている気がして楽しい。いちいちすべてを覚えているわけではないんですが、自分にとってインパクトのあった例が、本や映画の話をしていて「理不尽な物語が苦手そう」と言われたときでした。特にそのトピックだけを話していたわけではなかったのに「見ていればわかる」と言われて、自分では言われて初めて認識したので「なるほど確かに」と深く納得しました。

つい最近似た事例がありました。雑貨屋さんに行ったときに、まったく脈絡なく、一緒に行った人から(同じものを眺めているわけではなかった)、「このカップの柄がtoyaさんっぽい」と言われたのでした。いくつか違う柄のカップ・ソーサーのセットが並んでいて、そのうちの一つを指していたのですが、どういうところが自分っぽいのかはそのとき聞きそびれてしまいました。今でも聞けばいいとは思うんですが、かなり高確率で「そんなこと言いましたっけ」という返答になりそうなので黙っておきます。

そのときにそのカップとソーサーを結構欲しくなったのですが、自分がそれを気に入っているかいないかという判定がその場ではできず、見送ってしまいました。今思えば「そういう視点で手元に置くのもそれはそれで面白いから買ってしまえ」と勢い良く買っちゃえばよかったなぁ、という気がしています。その雑貨屋さんにはまた近いうちに行こうとは思っているけれど、おそらく1点ものなので売れてしまっている可能性もあるし、少し似た柄もあったので、自分がそれを見分けられるか今となっては自信がない。