Really Saying Something

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ひとり飲みとコロナ

今までひとりでお酒を飲みに行ったことがなかった。ぎりぎりそれに近いケースは一度か二度あったかもしれない(中の人が知り合い、とか)。それでも最終的には複数人になるなどで、最初から最後までひとり、というのは思い出せない。

ちょっと会社帰りに飲んで帰るというようなこともない。私より夫の帰りの方が早いので、私の場合は朝のうちに口頭で伝える、または午後4時くらいまでにメールで飲みに行くのを連絡するようにしている(夫は退勤する前まで)。これはどちらからともなく決まったルールで、どちらかに予定があればそれは尊重される。

夫に予定が入っているとき、私の晩ごはんはだいたい雑になる。好きな味のカップヌードルとおにぎりとか、近所の大好きな中華そば屋さんとか、たまに猛烈に食べたくなるケンタッキーとか。たまにあり合わせの材料で雑な料理っぽいものを作って(夫には出せない)食べるとか。

しかしそこにはお酒は入ってこない。別にいつ何を飲もうが自由なのだけど、もともと晩酌の習慣がないせいか、はたまた夜に出歩くのを避けがちなせいか、酔っ払いたくないか、理由を考えようとすればいくらでもありそうだけども、とにかくお酒を飲もうとするケースはない。

でもたまに、ちょっと何か飲みたいな、と感じる瞬間がある。冷蔵庫に缶ビールでも冷やしてあれば家でぷしゅっと、という感じなのだろうけど、あいにくもらいものの瓶ビールがひっそりと奥でひたすら長期間冷やされているだけだ。

先日、ものすごくたまたま、夫に用事ができて、ひとりで晩ごはんを食べる機会ができた。駅前のお弁当屋さんに寄るか、どこかテイクアウトできそうなお店を見るか、マクドナルドでポテトでも食べるか、なんて考えながらふらふら歩いていたら、何回か入ったことのあるカフェ(カフェバー?カフェダイニング?業態の区別もあまりよくわからない)に近づいた。長くだらだらしてもいい感じだし、雰囲気も良いので、なんとなくそこに入った。

ごはんとなるといわゆるカフェ飯がメインで、いまいちテーマにまとまりのないメニューをぼーっと眺めて、ワンプレートものを頼んだ。飲み物をつけるなら、いつもだったらそこにウーロン茶かアイスティーかアイスカフェオレだけど、ふとアルコールメニューにも目が行った。値段がそんなに極端に変わるわけでもないし、ぐでぐでに酔うほど度数は強くないし、万が一気分が悪くなっても家までそう遠くない。コロナを1つ頼んだ。

それは私にとっては大冒険である。というと笑われるかもしれないが、社会人になって遠距離通勤からキャリアをスタートさせ、ロングラン列車で寝過ごして遠く離れた場所からタクシーに相当額を突っ込んだり、混み合う電車の中で泡盛のせいで貧血を起こして座り込んだりした過去を持つ自分にとっては、アルコールを摂取した結果が予測できない状況、がそもそもストレスになる。具合が悪くなったときには這って帰るぞ、くらいの覚悟でコロナ。

運ばれてきたワンプレートごはんはそれなりに美味しく(というか普通)、一緒にやってきたコロナはいつものコロナの味だった。けど、不思議と解放感があった。別に誰に断らなくてもお酒飲んだっていいじゃん。会社の帰りにお酒飲んだっていいじゃん。そういう気持ちになった。誰かに止められていたわけじゃない。

とはいえペースが早いとよくないので、水を挟みながら、途中Kindleで読書しながらコロナを飲んだ。一度トイレに立ったら顔が赤い。この程度でもやっぱり酔うなー、と思って帰途に着いた。

気分は悪くならず、多少ぼんやりする程度で、なんてことなかったし、メニューにあればなんでも頼んでいいんだな、と思えた。ばかばかしいことに、私にはなぜかためらいない状態では頼めないものがあって(うまく説明できないので割愛)、でもそれらも別にまあよかったんでしたね、受け付けてないわけじゃないね、と素直に思うようになった。すごい進歩だ。

その後「会社の有志の飲み会に途中まで参加する」「知り合いがカウンターに立つお店に行って知らない人と話す」など、実績解除を続けているので、まだまだお酒でチャレンジできる幅はいろいろあるなー、という気がした。