Really Saying Something

他にバイク(VTR-F)日記とかTwitterのlikeまとめブログとかやってます。

なんでもないエモい日

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Twitterで「エモい」という言葉が、古語の「あはれ」「いとをかし」に似ている、清少納言紫式部が現代にいたらTwitterInstagramでけんかしているのではないか、との例えを見かけた。確かに古典の授業で習ったような現代語にうまく訳せないニュアンスが多分に含まれていて、多様な解釈の幅があって、よい。昔の流行り言葉の「ナウい」、最近でいえば「やばい」「便利」あたりが似ている気がする。

大きな通り沿いにあるカフェの2階席は最近の私のお気に入りスポットで、イヤホンで外の音をソフトにシャットアウトし、仕事をしたり本を読んだりして過ごす。ライブに出かけた夫を見送ってから電源のある席に陣取って、Nexus 7やらモバイルバッテリーやらをふんだんに充電し、Twitterを見て、はてなブックマークを眺め、Kindleの中にうず高く積まれている本をぱらぱらする。こうやって「ひとり」の時間をうまく作り出さないともたないと感じるようになったのはごく最近のことだ。話し疲れた脳みそを休ませるために、それまで全く使ってこなかったBluetoothイヤホンを使い、ごく限られた音源しか入っていないiPhoneで繰り返し同じ音楽を聴く。

適当に再生順を変えたら、SMAPの「オレンジ」がかかった。アイスコーヒーを飲みながら1人で聴くオレンジ。これは相当なエモさだ、と思ってなんとはなしに窓の外を見たら道路が濡れていて、日傘を差している人がいる。通り雨があったようだったけど、全く気づかなかった。

エモいついでに、バスでどこかに行きたいなぁと思い立って、最寄りバス路線の時刻表を調べ、お会計を済ませてバス停へ歩く。大きな通りはまあまあの濡れ具合で、聴覚を塞いでいると雨の気配はわからないものなんだなと当たり前のことを考えた。

バスは定刻通りやってきて、通りをまっすぐ進む。バスに乗るのも割と自分の好みで、会社からの帰り道でわざとバスを選ぶことがある。バスはぼんやりできるし、Ingressをするのにもちょうどよい速度なのだ。Ingressにいそしんでいたら、SMAP「Battery」の次にglobeの「face」がかかった。自分が初めて手術を受けた病院の前。病気で歌声を失ったKEIKOさんと、つんく♂さんと、事務所の都合で歌を失ったSMAP。雨上がり。外の景色は雨雲と日差しが込み入っている。道は死ぬまで続く。これはまたエモい組み合わせすぎる。

バスはのんびり終点に近づき、BGMはSMAP「Joy!!」になった。どうにかなるさ人生は。終点はあんまり立ち寄ったことのない街なので全然勝手がわからない。適当なところでひと休みして、ふらふらしてから帰ろう、と思ってこれを書いている。エモい。さすがに今日2杯目のアイスコーヒーはなかなか減らない。

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