「自宅で何かを作って学校なり職場なり遠足なりに持っていく」ことをお弁当だと定義すると、私は生まれてから今まで一度もお弁当を作ったことがありません。
まだ「デートでは女性がお弁当を作って持っていく」という、今書き出してみると恐ろしい慣習が生き残っていた10代~20代の頃も、一度も作りませんでした。実は今もこの恐ろしい慣習は残っているのかな。私は夫とまだ交際中だった頃に競馬を見に行く時おそるおそる「何か作って持っていく?」と申し出たことが1回だけあるのですが、競馬場グルメが互いに好きだったこともあり、実現しませんでした。心の底から実現しなくてよかったと思いました。
それから約20年。全世界が新型コロナウイルスの脅威に晒されている今、非常にドラスティックに昼食の環境が変わり、私はなんと「スープジャー」に手を出したのでした。
サーモス 真空断熱スープジャー 300ml レッド JBR-300 R
- 発売日: 2020/09/01
- メディア: ホーム&キッチン
サーモス スープジャーポーチ ネイビー 250~400ml用 RES-001 NVY
- 発売日: 2019/08/21
- メディア: ホーム&キッチン
私の人生の中では相当に衝撃的な出来事、これが起きた要因は2つあります。
- 2020年の在宅勤務(リモートワーク)時に、テイクアウトやコンビニだけでは栄養面でカバーしきれず食費もかさみ、不本意ながらも料理をする回数が増え、食材を何らかの形に加工することへの抵抗感が薄れた。
- ガジェットが好きだった
単純にごはんを炊いておかずを作って詰める、だったらたぶんやれていなかった。私の中高時代にお弁当を作ってくれていた母親は本当に偉大だった……。その母親も「お弁当作りは苦手」と後にこぼしていたので申し訳ない。
で、何事も本から入りがちな私は、まずスープジャーの書籍をぱらぱら見るところから始めました。
スープジャーで楽するおべんとう生活 (サクラムック 楽ライフシリーズ)
- 作者:野上 優佳子
- 発売日: 2019/10/31
- メディア: ムック
何冊か候補はあったのですが、「たまたまその時に立ち寄った本屋にあった」ということでこちらを購入。一番の基本である「白がゆ」をまず自宅で2回作りました。1回目は何も入れず、2回目は塩を入れて、実際の使用に耐えうるかお総菜をセットに食べてみて。そうしたら結構簡単にきっちりおかゆになってくれたので、これは実戦投入できるなと。
そして今日迎えた本番。
(色が変なのは、とろろ昆布を入れてみたからです)
PCを入れるリュックの底にもちゃんとおさまったし、液漏れはしていないし、おいしく食べられたし、これはやったか……?
おかゆは練習→本番で成功体験を積めたので、今度はお味噌汁かスープにチャレンジしてみようと思います。こういうのは地道に本を信じてやってみるしかない。さらにうっかり400mlのスープジャーが安くなっていて衝動買いしてしまったので、もう少し自宅であれこれやってみて、成功したらまた記事にしてみます。失敗したら無言でフェードアウトします。
(レビューの評判がよろしくない気がする……)