これは クラシック曲 Advent Calendar 2015 3日目の記事です。
丁寧に書こうと思ったのですが、帰宅してみたら自宅PCのWindows 10に更新がかかっており、別に更新がかかるだけならいいんですが、CapsLockとCtrl、無変換と半角/全角を入れ替えたキーバインドが吹っ飛ばされていて打ち込む速度が非常に低下しており(当社比)、日付が変わるまでに丁寧なエントリーがおそらく書けないと思うので、勢いで最後まで行きます。しかもYouTube聴きながらにしようと思ったのにYouTube再生できないんですが……なんなの……。ニコ動もだめでなんか音声全般だめみたいです。呪われている。しょうがないのでPCではなくスマホでYouTube聴いてます。
組曲「惑星」などで有名なグスタヴ・ホルストによる吹奏楽編成のために書かれた組曲2つのうちの1つです。
Wikipedia読んでいたら1909年に作曲されたらしいけど定かでない、みたいなことが書かれていてびっくりしましたが、そもそもこれ100年以上前の曲なんですね。比較的新しい曲だと思っていました。まあ新しいは新しいか。
私は高校のとき吹奏楽部にいて、だいたい慣例として4月に入部した1年生が5~6月のどこかでその学年のみで曲をやる、ということになっていました。その曲を、3年の文化祭(引退時)に再度やることになっていました*1。私が入部したときの3年生がやっていたのが、このホルストの通称“一組”です。今となっては本当にそうだったのかどうかわからないのですが、当時の3年生は学年の人数が少ないのに、ものすごく厚みのある一組を演奏していました。音楽的な位置付けとかは全然解説できないんですが、シンプルな譜面なだけになんか薄っぺらく聞こえそうなんですよね。でも練習で聴くその一組は本当にすごかった。
そして迎えた先輩たちの引退演奏*2、舞台袖で聴いて泣いたなー。たった3ヶ月しか一緒に部活をやらない*3のが残念でしょうがなかった。当時の、割と純度の高い吹奏楽への気持ちというのは、今振り返ってみてもなかなかすごかったなと思います。譜面もまともに読めず、技術も持っていなかったのに。
その頃練習していた校舎は建て替えで姿を消し、ちょっと高台にある場所から夕焼けと富士山を眺めて練習を終える、という風景はもう記憶の中にしか残っていないのですが、私にとってはその風景とセットであの入部から文化祭までの3ヶ月間を象徴する曲です。その後、自分で吹く機会はありませんでした。
たぶん生まれて初めて買った「吹奏楽の」CDはこれじゃないかな。
- アーティスト: クリーブランド管弦楽団管楽セクション,フェネル(フレデリック)
- 出版社/メーカー: マーキュリー・ミュージックエンタテインメント
- 発売日: 1995/12/08
- メディア: CD
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後々楽譜が公開されているのを知ってびっくりした覚えがあります。
First Suite for Military Band, Op.28 No.1 (Holst, Gustav) - IMSLP/Petrucci Music Library: Free Public Domain Sheet Music