Really Saying Something

雑文系ブログです。

医学的な怒られの発生

基礎体温 - Really Saying Something

の続き。

ここまでの流れ(三行)

  • 命に関わらない、極めてポピュラーな持病がある
  • 忙しさを理由に、命に関わらないのをいいことに病院(婦人科)通いを一瞬さぼった
  • 基礎体温つけろゴルァ!という怒られが発生した

その後どうしたか

基礎体温の計測はちょいちょいブランクをはさみつつも「継続している」レベルにはなりました。その基礎体温表を持って再度病院へ行き、ちゃんと排卵できていない可能性があるから血液検査しましょう、となったのが年末。ざっくりいうとホルモンバランスがよろしくないというわけです。ホルモンバランスくらいいいじゃん……と「命に関わらない」ため雑に考えていたのですが、子宮体がんの検査もセットになったので、大人しく本日まで基礎体温を測り続け、検査結果の確認&基礎体温のチェックを受けてきました。

今日の医学的怒られ

排卵できてない疑い」の部分についてはほぼ見立て通り。その後改善されたようで、低温期と高温期がくっきりしてきており、経過としては問題ない。また、血液検査の結果と子宮体がんの検査結果も異常なし。ただし、黄体期のホルモン(名称たぶんこれかな……っていうのあるけど医学的に正しいか微妙なのでごにょっとした表現にしておきます)が平均の値の範囲で高い方にあり、それがあんまりよろしくない。ホルモンを分泌する脳下垂体はストレスや冷え、健康状態の変化に対して非常に敏感に反応する。基礎体温の移り変わりを見ると、冷え込みで体調を崩したか、多忙でストレスがかかったときに腹部にガスが溜まるなどの影響が出ていると推測される。女性の体はあなたが思うよりもずっとデリケートにできているので、とにかく普段からこまめにストレスを発散し、自分が一番自分の体を労わるようにしてほしい。

……これらを実際の医学用語と実際の数値と実際の現象をもとに極めてロジカルに説明されるため、ロジカルな怒られにはロジカルな反省と改善しかないわけです。ゆるふわっとした「オンナのカラダはビンカン!」的な怒られではなく、科学に基づいた怒られです。

「ざ、雑に扱ってすみませんでした……」という気持ちでその後検査結果の用紙を見ながら一人反省会を開催し、帰宅したら買ってある婦人科の本で再度答え合わせをするつもりです。

病気がみえる vol.9: 婦人科・乳腺外科

病気がみえる vol.9: 婦人科・乳腺外科

医学的なアプローチとはいってもいろいろなタイプのお医者さんがいて、私がたまたま恐ろしくロジカルな人に当たっただけなのですが(なので口コミだと「怖い」という声もある)、私にとってはゆるふわアプローチよりは理詰めアプローチの方がわかりやすいため、こつこつ頑張る所存です。次は3月初旬です。

基礎体温を測る意義

正直「月経周期を把握し、妊娠のしやすさや排卵時期を見るためのもの」としか思っていなくて、今でも面倒だなーくそー、と思うことは多々あります。まして現在の年齢では自然妊娠が起こる可能性はかなり低いです*1

しかし、低温期と高温期(正式名称を一発で書けないため俗称使ってます)の日数から排卵が定期的に行われているかを推定し、排卵がなければホルモンバランスがよろしくない、つまり脳下垂体によろしくないことが起きているという逆算のために使うという、ボトムアップの考え方だということがわかってきたのでした。ボトムアップってなんだよ。でも毎日の体温だけ判断するんじゃなくて、それらをもとにホルモンの出所(正確にはコントロールするところ)を見定めるというやり方だからボトムアップでええやろ。

脳下垂体から直接卵胞ホルモンに影響するホルモン(名前忘れた。たぶん本には書いてある)は、血液から採取しようとしても時間の問題で計測が無理なんだそうです。人体雑に作られすぎなのでは?

雑だと思いつつも、「あなたが思うよりも」複雑だそうなので、ほどほどにロジカルに大事にしないといけないですね。

*1:ゼロではない。妊孕性は低くなるが、医学的に自然妊娠が可能なのは45歳とされているとのこと