Really Saying Something

雑文系ブログです。

音楽と記憶

音楽と記憶は分かち難く結びついているというのはよく言われることで、私の場合槇原敬之「No.1」が割とそれに当てはまるのだけど、なんといってもめちゃくちゃに強力なのがアニメ『魔法少女まどか☆マギカ』の楽曲である。OPの「コネクト」(ClariS)、3話以降のED「Magia」(Kalafina)を聴くと、一気に2011年3月の頃の記憶や当時の状況、考えていたことなどが頭にわっと湧き出てくる。3/11を挟んでテレビの放送ががらっと変わったこと、古いフローリングの床に座って10、11、12話(最終回)の一挙放送を見て、10話で号泣したこと、義父の入退院がひんぱんになっていったこと、地味にきつい1時間半の通勤時間、その他にももっともっと書ききれない感情がどばっと。

 

おかげで再放送があればいつでも心はタイムトラベルを起こせるのでほむほむと同じ能力だね☆

 

全部を追いかけるのは大変なのでアニメ本編だけしか結局見ておらず、その後のストーリーは断片的にしか知らないまま、本編再放送で「青……」「緑潰す」「くじーけーなーい」とかやってもはやネタ化していますが、「コネクト」「Magia」がかかる瞬間の感情の引っ張られ方はちょっと尋常じゃない気がします。私は3/11を京都で過ごしているため、地震や災害の観点での記憶を持ち得ません。それでも書ききれない出来事、喜怒哀楽。マドレーヌも紅茶もないけどあんなに鮮やかに蘇る。