Really Saying Something

雑文系ブログです。いろいろなことを書きます

ひとりアドベントカレンダー25日目(イシューとタスクを分解して考える)

ひとりアドベントカレンダー、最終日となりましたが、全くクリスマスと関係ないことを書きます。

同僚と仕事の話をしていた時に、プロジェクトマネジメントを行う上では「イシュー」と「タスク」を分解して考えよう(大意)という話題が出ました。

私は「それはHowなんよ~」とリトルそーだいさんが自分の心の中で語りかけてくるくらいに「How」に割ととらわれるほうで、とにかくなんでもタスクにして進行しがち(編集者出身あるあるなのかもしれない???)です。

イシューは「解くべき問い(目的)」であり、タスクは「具体的な作業(手段)」です。プロジェクトを進める際に、この2つが混ざってしまうと、「忙しく動いてタスクに追われているのに、肝心な問題が何一つ解決していない!」という事態に陥りやすくなってしまうわけです。私あるあるじゃん!

で、一応文字面の意味としては納得しているのですが、腹落ちが難しかったので、Geminiに聞いてみたところ、以下のような表を出してくれました。

項目 イシュー (Issue) タスク (Task)
本質 解決すべき「課題・問い」 実行すべき「作業・行動」
視点 なぜやるのか?(Why) どうやるのか?(How)
状態 「〜が不明確である」「〜が不足している」 「〜を作成する」「〜を調査する」
成果 課題が解消され、前進すること 作業が完了すること

明快!それはHowなんよ~とリトルそーだいさんが言う理由が大変わかりやすいです。

編集者として一つの記事を作る場合、もちろん「想定読者に記事で伝えたいことをきちんと届ける」(Why)は大切なのですが、その前にやること(How)と小さいWhyがめちゃくちゃにあるわけです。Gemini曰く「多くの人がやりがちな失敗は、イシュー(Why)を定義せずにタスク(How)を洗い出してしまうこと」だそうですが、編集に関わる作業はきっちりタスクに切り分けられるかというと、そうでもないです。

例えば記事制作で以下の2つがあるとします。あるあるです。

  • 筆者への執筆依頼
  • カメラマンへの撮影依頼

どちらも、「記事を作る」という視点ではHowなんですが、筆者に対してもカメラマンに対しても、依頼時は「なぜその人に依頼したいのか」を明確に考える必要があります。明確に考えるのはHowで、言語化するのもHowで、でも「あなたにやってほしいのは何かを突き詰める」は私の感覚としてはWhyです。たぶんこういう感覚だから「切り出しが下手」「分解が下手」になってしまうのだと思います。

またGeminiの発言に戻ってしまうんですけど、

💡 アドバイス もし現在抱えているプロジェクトで行き詰まりを感じているなら、一度手を止めて「今、自分が解こうとしている『イシュー』は何だろう?」とノートに書き出してみてください。

もしイシューが書けないのであれば、今やっているタスクは「手段が目的化」している可能性があります。

これは記事を作る時に、「最初に作った企画書に立ち戻れ、そしてメンテナンスし続けろ」という、私が編集の師匠に教わったとても大切なことに近いのですが、「編集」の段階ではそれはまあそうなんですけど、記事執筆や写真撮影の依頼の段階での行き詰まりはより具体的になるので(例えば返事が来ない、レスポンスが微妙、原稿の品質がよくないとか、いろいろあります)、あんまり「想定読者に届けたいものは」みたいなスコープまで戻ることはありません。

まして。今自分で企画を作り、自分で写真撮影を行い、自分で構成作って自分で執筆して、自分で編集する(仕上げはGeminiにチェックしてもらうけど)となると……「自分の真後ろにWhyがふんわりいて、Whyに見守られながらHowをやっつける」みたいな心境になりがちです。

「◯◯を作る」をタスクにすると、「どこまで作り込めばいいか」で迷ってしまいます。しかし、イシューを先に決めると「作るべき範囲」が見えてきます。

まあこれはわかる。9割5分の仕上げよりも7~8割の完成度でいいですよねってなる。よく「時間と品質はバーター」と注意されたものです。

ここから先もGeminiはいろいろと勉強になることを出力してくれているのですが、仕事の内容に関わってきてしまうので具体的にはこの辺で。

理解を深めるために読むといい書籍はあるか、とGeminiに聞いたところ、以下の3冊を教えてくれました。

イシューからはじめよ[改訂版]――知的生産の「シンプルな本質」(英治出版

最初の版の時に読んでいまいちぴんとこなくて、数年経って読み返してやっと「なるほど」と思って、それからまだ読み返していない本。イシューとタスクがわかってないならまあそうなるわな。今だったら多少理解が進むかもしれない。

考具(CEメディアハウス)

考具 考具シリーズ

考具 考具シリーズ

Amazon

これIT業界に足を踏み入れた頃(つまり20年前くらい)に読んだことあるな……と思ったら2003年出版だったんですね。いまシリーズ化されているのをGoogle検索で知りました。こういうことはあんまりAIは教えてくれないなと思った。再読してみるか……もはや何も覚えていない……。

リーン・スタートアップ(日経BP

今年の3月に買った形跡がAmazonにあるので、たぶん「PHPカンファレンス名古屋2025」に行ったあたりで何かの資料の影響で買っていそう。つまり積ん読です。すみません年末年始に読みます……。