Really Saying Something

雑文系ブログです。

8年も手帳と格闘してきてやっとわかったこと

このエントリーは「はてな手帳出し アドベントカレンダー 2013」への参加エントリーです。18日目です。

こんにちは、id:toyaです。id:attsumiさんによる企画に参加させていただきました。はてな手帳出しと呼べるほど手帳をちゃんと使っている訳ではない自分ではありますが、中にはちょっと毛色の違う内容があってもいいかな?いいんじゃないかな?と思ってえいやと参加ボタンをクリックしました。皆さんのこれまでのエントリーを読んでいると、かわいいイラストがあったりきちんとメモを書いたりしていて、うーむこれはなかなか難易度高いかもしれないと思ったあたりで当番の日がやってきました。

まずは2005~2012年を振り返る

はてなダイアリーで長いことブログ(どちらかというと日記)を書いてきて、節目節目で買い物報告をしていたので、探してみたら意外にも全種類(ぎりぎり)写真がありました。自分でもびっくりだ。以下、写真とともにちょっとだけ解説を。

2005年:ほぼ日手帳 マンゴー

ほぼ日手帳が徐々に話題になり始めていた時期に、1日1ページに憧れて思い切って買いました。それまでは手帳売り場でなんとなーく気に入ったものを買って使ったり、何かの付録のものを使ったり、一応買ったことはあってもまちまちな使い方で、1日1ページなんて使いこなせないと思っていたけど、どうしても欲しくなって物欲に負けた感じ。自分が選ばなさそうな色をあえて選ぼう、と割と鮮やかな感じの選択にしました。

2006年:ほぼ日手帳 レッド(右側)

お世辞にも使いこなせたとは言えない前年でしたが、ほぼ日手帳というプロダクトが好きで引き続き購入。この年も自分が選ばなさそうな色を選ぼうと思って赤にしています。でも持ってみたら意外と派手じゃないんですよねー。鮮やか系の小物は派手にはならないということを学びました。

2007年:ほぼ日手帳 グレープブルー

黄、赤、ときたので次は青に。このあたりになると使い方というよりはとにかく持って歩くみたいに習慣付いた感じが。この辺がたぶん一番ちゃんと予定などを書いていた時期だった気がします。だいぶすかすかだったけど、書かない日があってもいい、という糸井重里さんの言葉(確か)に励まされました。

2008年:ほぼ日手帳 スノードット

柄がかわいくて選択。この年もたぶんまあまあ書いている記憶があります。しかし前年ほど記憶がはっきりしていない。というのもこの年の前半は専業主婦だったのでした。予定を書いて整理することが減ったんじゃないかなー。

2009年:ほぼ日手帳カズン マロン×ブラック


仕事に使えるようにしたい!と思ってたっぷり書けるカズンに。ところが思い切り裏目に出て、持ち歩くのは大変だわスペースは埋まらないわ、一気に手帳離れが加速したのでした。この年はカズンを置きノートにして持ち歩き用をモレスキンに、とかあがいていましたが、結局全然だめでした。

2010年:ほぼ日手帳(色名失念、アフリカの国をイメージしたシリーズ)

カズンに懲りて普通サイズに戻しました。さらに、仕事にと思ってシックなカバーを選んだ結果見た目に愛着が湧かなくなったので、反動で派手目なアフリカンカラーに(国名忘れた)。このカバーは当たりで、持ち歩くのが楽しい(レッドを買ったあたりの心境)という気持ちになれました。でも使用頻度は落ちたかな……。WebサービスやiPhone/Androidアプリをいろいろと試していました。

2011年:ほぼ日手帳(前年のカバーが気に入ったので中身のみ購入)

前年と同じカバーにリフィルだけ差し替えで使用。引き続きWebサービスやアプリを模索するとともに、そもそもの「手帳離れ」が発生。ToDoをテキストファイルに書いて保存するようになり、紙はもういいや、という気分になりました。この頃にほぼ日手帳の内容にも興味が持てなくなったという要素もあります。

2012年:EDiTを買った気がする

うっすら「EDiT」の1日1ページタイプを買った記憶がある(青系の表紙に青いゴムがあったのを覚えている)のですが、たぶん全然使ってません。途中でいやになって捨てちゃったような気がする。

そして本題の2013年はどうだったか


2014手帳・スケジュール帳【B7変型・EDIT1日1ページ・2014年1月始まり】スープル(ET) | online MARK’S

小さいサイズで1日1ページで持ち歩けて、ということで小さいサイズ(当時は名前がLiteだったような)を買いました。実際持ち歩いてた。しかし全く書きませんでした。3月くらいで「ああ、これは使わないな」と見切りをつけました。2012年にぐだぐだだったのを反省してきちんとあきらめたというか。

ここまで書いてきた通り、私は文具としての手帳が好きではあったものの、使いこなして自分の生活に生かしたり、イラストやシールなどで楽しく使えるようにしたり(一瞬は努力したんですよ!)、ということができませんでした。これだけWeb上に何か書くことをし続けてきている割には、「自分が手書きした文字」「自分が手で書いた文章」があまり好きではないのです。見ていて楽しくない。

EDiTを捨てたような気がする、と書きましたが、ここに至るまでに何冊ものノートを闇に葬っています。よくあるライフハックに「ノートに全部書こう」「心境を紙に書き出そう」というものがありますが、私にはこれらは全く合いませんでした。最初の数ページ書いて放置したり、書いたページを破り捨てたり、ノート丸ごとゴミ箱につっこんだり。そこそこのお値段のするいいノートなら捨てないかも、と思って買ってきたこともありますが、もったいなくて使えず、今でもきれいなままとってあります。

つまり自分の手書きの文字・文章が好きではない時点で、手帳を使うということは事実上無理!と悟り、テキストファイルに打ち込んで保存したり、プライベート設定のはてなダイアリーはてなグループはてなブログ(なんと全部あるのです)に書いたり、Googleカレンダーに予定を書いたりしています。

自分には手帳は向かないけれど、これなら

じゃあなんではてな手帳出しに参加するんだ!って感じですよね。実は、今年は手帳出しにちゃんと参加できるくらいごりごり書いた時期があったのでした。

測量野帳(スケッチブック) 上質紙40枚 セ-Y3 10冊

測量野帳(スケッチブック) 上質紙40枚 セ-Y3 10冊

測量野帳。割とネットでもちょくちょくおすすめエントリーを見かけますが、話題になる前に東急ハンズで見つけて、外見にひかれて買って持っていたのでした……(そんなに有名とも知らずに)。丈夫だしかばんに放り込んでもなかなかへたれない。机や台がない場所でもカバー部分が固いので書きやすい。

とはいえ手書きが苦手であるというのは変わらないので、PCやスマホが使えないところでどうしてもメモとりたいときくらいにしか使っていませんでした。手帳というよりメモ帳ですね。ところが、「PCやスマホが使えないところ」で書くという、とても当然のことが必要な場所があったのです。病院です。

今年は人生で初めてちょこっと入院を経験し、何しろ初めてなのでいろいろとネットで体験記などを探し回ったところ、だいたいの人が筆記用具を持っていっていました。そんなに書くことあるもんなのかな、と思いつつ測量野帳と書きやすいボールペンを持っていってみたら、書くことが山ほどありました。山はうそかな。1日1ページはある、という感じ。ほぼ日手帳今なら使える!という気持ちになりました。

↑実際に書いたものの一部。差し障りがありそうなところと、自分で何書いてるんだかわからなかったところにモザイクをかけました。ネットは割と自由に使えたのですが、一番早くて確実に記録をとれるのは、Webでもアプリでもなく紙とペンだったのです。

なんでこんなに記録とってるのとお思いかもしれません。病院は時間の流れ方が独特で、自分がいつ何をしたか、割とあっさり忘れ去ってしまうのです(私だけかもしれませんが)。例えばこの薬飲みましたか?いつ検温しましたか?みたいなことを看護師さんから聞かれたときに、もちろん看護師さんも記録しておいてくれるのですが、自分がそのときどう判断・行動したかを事細かに記憶しておく能力が低まっていて、案外覚えていない。割と元気な患者だったのですがそれでも。書いておけば、後から参照して看護師さんに答えられました。

人生で一番、日付と時間ごとにやったこと、やらないといけないことを書き出したように思います。珍しく心境もちょこっとだけ書いてたりしました。半月分しか書いてないのですが、こういうやり方だったら、自分の手書きが苦手でも必要に迫られて書くものなんだ、と、2005年から8年も手帳と格闘してきてやっとわかった気がします。

さて2014年の手帳はどうしましょう。

アドベントカレンダーはまだまだ続くよ

次はid:superexp221さんです!よろしくお願いしまーす。