Really Saying Something

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高級焼肉

この話はリアルでお話しした方が何人かいらっしゃいます。またあれかって感じかもですが許してくれ。

人生で2回、高級焼肉店に行ったことがある。価格帯でいえば私にとってはいろいろ高級なんだけども世間的にも高級と認められていると店に疎い私にでも事実をつきつけてくる感じの店。

2回目は前職で、会社の近くにあるところで、なんか勢いよくみんなで行って、社長におごってもらった。なんでそうなったのかわからない。けど肉は美味しかった。一皿がこの価格????ってびびった。自分の力で行くのたぶん無理。お金があっても無理。

1回目は最初の会社にいるころ、たぶん2年目とかだったと思う。間柄を説明するのが(守秘義務的な意味で)難しいのだが、端的にいえばクライアントで、部署のえらい人、かつえらくなり終わった人(大きい会社にはたぶんあると思うんだけど、一通り活躍して、その人の出世ルート的には最上位まで行った状態)に、ごはんに誘われた。当時の私に断る理由はつけられなかった。確か六本木の焼肉屋さんで、ごく普通に一緒に焼肉を食べ、帰り道に愛人にならないかと誘われた。ストレートには言われなかったけど、どちらかというと言葉を字義通り受け取りがちな私にでもまあまあすぐわかる感じではあった。付き合っている人がいるので、と言ったら、別にそれでもいいという。いやいやよくねえよ。もし、その人が私にとって魅力的であったなら、それなりの好意を抱いた可能性はあるけども、特にそのような前振りはなかったのである。なんだか必死になって断って、その後クライアントだからといって特に何か個人的な不利益を受けたことは(私の知る範囲では)なかったけど、もしかしたら会社的には何かあったのかもしれない。わからない。私は(その後の)夫以外には誰にもそのことを言わなかった。その何年かあと、その人が定年を迎え、たまたま敷地内で1対1状態で正面からすれ違ったので、定年を労う挨拶をした。そしたらまた微妙なニュアンスで食事に誘われた。これ今でも本当によくわからないんですけどなんなんですかね。もちろん断ったけど(多少あしらえるようになった、めでたい)。そしてこの一部始終は夫にも伝えており、その2年目くらいのころの私の「ダサさ」を知る人物として「あれはいったい何だったのか今でも腑に落ちぬ、社内(クライアントの方の)にいくらでも美人とか連れて歩きたい人とかいるだろ」と問うてみたところ、愛人は何人いてもよかったんだろうし、私の頭の良さげなところとかひねくれた感じに興味を持ったのでは、と分析してくれた。「なんかやっぱりあの人いやだ」とぶつぶつ言ってたらそりゃまあ当然ではないかと言った。不可思議な話だという認識でいたのに、正常化バイアスがかかっていて、実は結構な勢いでいやだったのだな、と後々わかった。

特にこの話自体にはオチはないけれど(あっても困るけど)、正常化バイアスと「実はそれが相当いやで記憶を自ら消し去る」という行動が、その後何回かあり、それに気づくたびに高級焼肉の体験2回をセットで思い出す。1回目のお店は、場所も名前も味もメニューも、本当にきれいに忘れてしまっている。