Really Saying Something

雑文系ブログです。

V6解散が発表された日

#自分の記録のために書くポエムです。ポエムだからね!

2020年の25周年配信ライブを見るためにファンクラブに入り直していたので、定期的にファンクラブからメールが来ていたけど、そんなに綿密にはチェックしていなかった。配信ライブを終えてからの彼らは個人活動が多かったので、それらをすべて追っていなかった、ということもある。

社内でのミーティングを終えて席に戻った時にメールボックスをちらりと見た。そのお知らせは届いていた。けど開かずに普通に仕事に戻った。

ふとした作業の切れ間に、Twitterを開いたら、サイドバーに文春の記事が載っていた。そしてトレンド欄には「V6解散」。

26周年の今年、コロナ禍が過ぎ去って、リアルの“25周年コンサート”をやってくれないかな、そう思っていた。

もう一度メールボックスを見る。

▼V6よりファンの皆さまへ大切なお知らせがあります。
 詳細につきましては、本日16時、会員サイトにログイン後 「更新情報」 内 “「V6」よりファンの皆さまへご報告” をご確認ください。

見ましたよ。お知らせを。
(現時点では動画の方は見ていません)

まじかよ。

脳内によぎった言葉はこれです。

www.johnny-associates.co.jp

まじでした。

動揺を通り越して「無」になっていた私が次に考えたことは、「25周年配信ライブのグッズ、全員分のアクリルスタンド買っておいてよかった」でした。1つ1,500円×6人分。もう二度とアクリルスタンド出てこないかもしれないし。コップの水に沈める*1分も買っておけばよかったな。

その後ちょっと同僚と(テキストで)話して、思ったことは、

「無事おじいちゃんになってほしい。みんな無事に年取ってほしい」

だった。まじで。

V6というグループは「勤続25年の男たち」というキャッチフレーズが付けられたくらい、安定しているグループだと思われがちであるが、その実は本人たちも語っていたように「いつ解散してもおかしくないグループ」でもあった。何しろトニセンに「20th Century」というユニット名が付けられたのはカミセンよりも後のことだ。それが10年、20年となぜか生き延びた。25周年、四半世紀の間、アイドルで居続けた。

後出しじゃんけん風味で申し訳ないが、「いつまでも幸せと夢を与えてくれるV6」を願う反面、「そろそろ終わりなのかな」と思う時もあった。例えば坂本くんの膝。例えば6人中4人が結婚して家庭を築いていること。実は密かに決定的に「そろそろ終わるのでは」と思ったのは、2020→2021のカウントダウンコンサートにV6の影が一切なかったこと、であった。三宅くんが「報道で知った」とラジオで話していたそうだったけど(伝聞です)、最初から、2020年の末には、V6はいなくなっている前提だったのではないか。配信ライブが最後の最後、の予定だったのではないか。そんなふうに感じ取っていた。

25周年配信ライブを見ながら、ファンに歌とダンスを届けてくれるためにこの人たちはこんなにストイックでいられるんだ、と思い、それは普通の人間では続かないことだ、とも思った。長野くんや井ノ原くんの体型維持の話、こんなことをこの人たちはやっているんだ、って聞いていた。

もうこんなこと長く続かないだろうと思っていた。ひっそりと。

それがSMAPTOKIOのようなハードランディング過ぎる形ではなく、6人そろって無事に(たぶん)、動画とテキストで解散を伝えてくれたことで、なんとか落ち着いていられる。

(そして、私のことを心配してくださったTwitterのフォロワーさん、同僚の皆さま、ありがとうございます。皆さまに生かされています)

一応の「担当」は長野くんだったけど、グループ推しだった自分にとって、森田くんが事務所を辞めようがカミセンが終わろうが(トニセンは続くらしいぞ)、6人とも健康で長生きして、それぞれの人生を楽しんでくれたらいいなぁと思っている。心の底から本当にそう思っている。

SMAPの時は荒れに荒れた。今でも荒れている。なのに一番のファンであるV6の時は比較的落ち着けているなんて自分でも不思議だ。残念だなと感じることは、年1回の特番「V6の愛なんだ」(結構正式名称が変わるのでこれで合ってるかわからない)がなくなってしまうのかー、ということだ。V6が解散する以上、たとえ事務所の枠を超えて6人が集まったとて「V6」という冠はつかない。6人そろう日が今後来るのかどうかも全然わからないけど、とりあえず「V6」という名前は消えてなくなる。あの番組は本当によいので年1でやってくれないだろうか。

私が20歳の年に結成されたV6が、2021年に消える。四半世紀の時を超えて。自分自身も四半世紀やってきた、ということなんだと思う。

とりあえず解散発表当日の気持ちはこんな感じです。生きて無事に2021年11月1日を迎えたいと思います。

*1:配信ライブ中、井ノ原くんが長野くんのアクリルスタンドをなぜか水に沈めていたのでした。

10年経った

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toya.hatenablog.com

2013年にこんな記事を書いていた。意外と詳細に書き残していたので自分で振り返って驚いた。

私にとっての2011年は、正直にいうと震災の1年ではなかった。けど、たぶんずっと忘れない1年になると思う。

今もなお、私にとっての2011年は、記事に書いたような記憶で構成されている。義父が亡くなってもう10年経ったのか、東京に帰ってきてもう10年経ったのか。ひとりでは解けない愛のパズルを抱いていたなぁ!愛なのか。たぶん愛だろう。あの時々に本当に力強く私たちを支えてくれた義理の伯父もこの世を去った。彼がいなければ私たちはこの10年を生きられなかったと思う。今でも心から感謝している。

魔法少女まどか☆マギカ」テレビ版の一挙放送を見て号泣していたのも2011年である。ほんとかよ。

toya.hatenablog.com

書いていくといいことがあるものだ。

この10年で個人的につらかったのは2016年で、個人的に大変だったのは2011年。骨壺抱えてタクシー乗りまくって、納骨までこぎつけた時のなんともいえない安堵の気持ちを今も忘れてはいないし、東京に引っ越した初日か何かに切手を貼るための水を貸してくれた中野のコンビニのお兄さんのことも忘れていない*1

*1:いろいろあったので人間不信に陥っており、人間のやさしさに久しぶりに出会って、「私に水を貸してくれるなんて、なんて素晴らしい人なんだろう」とコンビニの外で号泣していた。あのお兄さんの上に幸福しか訪れませんように。

生まれて初めてのお弁当

「自宅で何かを作って学校なり職場なり遠足なりに持っていく」ことをお弁当だと定義すると、私は生まれてから今まで一度もお弁当を作ったことがありません。

まだ「デートでは女性がお弁当を作って持っていく」という、今書き出してみると恐ろしい慣習が生き残っていた10代~20代の頃も、一度も作りませんでした。実は今もこの恐ろしい慣習は残っているのかな。私は夫とまだ交際中だった頃に競馬を見に行く時おそるおそる「何か作って持っていく?」と申し出たことが1回だけあるのですが、競馬場グルメが互いに好きだったこともあり、実現しませんでした。心の底から実現しなくてよかったと思いました。

それから約20年。全世界が新型コロナウイルスの脅威に晒されている今、非常にドラスティックに昼食の環境が変わり、私はなんと「スープジャー」に手を出したのでした。

サーモス 真空断熱スープジャー 300ml レッド JBR-300 R

サーモス 真空断熱スープジャー 300ml レッド JBR-300 R

  • 発売日: 2020/09/01
  • メディア: ホーム&キッチン

サーモス スープジャーポーチ ネイビー 250~400ml用 RES-001 NVY

サーモス スープジャーポーチ ネイビー 250~400ml用 RES-001 NVY

  • 発売日: 2019/08/21
  • メディア: ホーム&キッチン

私の人生の中では相当に衝撃的な出来事、これが起きた要因は2つあります。

  1. 2020年の在宅勤務(リモートワーク)時に、テイクアウトやコンビニだけでは栄養面でカバーしきれず食費もかさみ、不本意ながらも料理をする回数が増え、食材を何らかの形に加工することへの抵抗感が薄れた。
  2. ガジェットが好きだった

単純にごはんを炊いておかずを作って詰める、だったらたぶんやれていなかった。私の中高時代にお弁当を作ってくれていた母親は本当に偉大だった……。その母親も「お弁当作りは苦手」と後にこぼしていたので申し訳ない。

で、何事も本から入りがちな私は、まずスープジャーの書籍をぱらぱら見るところから始めました。

何冊か候補はあったのですが、「たまたまその時に立ち寄った本屋にあった」ということでこちらを購入。一番の基本である「白がゆ」をまず自宅で2回作りました。1回目は何も入れず、2回目は塩を入れて、実際の使用に耐えうるかお総菜をセットに食べてみて。そうしたら結構簡単にきっちりおかゆになってくれたので、これは実戦投入できるなと。

そして今日迎えた本番。

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(色が変なのは、とろろ昆布を入れてみたからです)

PCを入れるリュックの底にもちゃんとおさまったし、液漏れはしていないし、おいしく食べられたし、これはやったか……?

おかゆは練習→本番で成功体験を積めたので、今度はお味噌汁かスープにチャレンジしてみようと思います。こういうのは地道に本を信じてやってみるしかない。さらにうっかり400mlのスープジャーが安くなっていて衝動買いしてしまったので、もう少し自宅であれこれやってみて、成功したらまた記事にしてみます。失敗したら無言でフェードアウトします。

(レビューの評判がよろしくない気がする……)