Really Saying Something

雑文系ブログです。いろいろなことを書きます

ひとりアドベントカレンダー19日目(煩悩とかあきらめとか)

昨日はカメラマンをやっていた。概ね「プロじゃないカメラマンがそこそこ頑張って撮った仕上がり」まではできたと思う。ただ、たった一人だけ、満足な出来にならない被写体の方がいた。

その人のことは以前にも2回ほど撮っていて、そのいずれもうまく撮れなくて、ぎりぎり及第点のものを使った。

私はそれが悔しかった。もっと腕があれば、もっといい機材が、もっと良いライティングができれば。あるいは設定でクリアできれば。

私は写真でお金をもらうプロではないが、仕事として写真を撮るという意味ではプロと同等の気合いと根性が必要である。私は何度も言うが50歳だ。これから全力で写真に打ち込むにはお金も時間もなく、成長曲線からしても無茶がある。ただ愚直に、普段の撮影で試行錯誤していくしかない。

悔しく思うとともに、「私はまだ自分の将来をあきらめてないんだな」という別角度の視点を持っていることに気づいた。まだなんとかあがけると思っている。無意識に「まだ伸びしろがある」と、根拠なく考えている。とても無邪気に。

もうそろそろ落ち着いてもいい頃だと思うのに、まだあきらめが到来しない。それには良いところも悪いところもあるだろうけど、良いところをなるべく見ていきたいと思う。