Really Saying Something

雑文系ブログです。

鼻血

鼻血をよく出す子供だった。そのせいか血を「見る」のはまあまあ大丈夫だけど血を「感じる」のは苦手だ(得意な人はあんまりいないだろうけど)。鼻血が出ると鼻の奥の方に生暖かいのが流れ始めるのですぐにわかる。他にもいろいろ鼻血を認識する瞬間は覚えている(というか書きかけた)んだけどあんまり需要はなさそうなのでやめておこう。

鼻血を出したときに上を向けばいいか下を向けばいいか問題、今はどうなってるんだろう。私は長らく(といっても小学校高学年まで。後述)下派だった。単純に血がのどに流れ込まないから。夜中に鼻血を出して起きることがしばしばあって(寝てる間に出てもすぐに気づいて起きることができるのでべんり)、あまりにも止まらなくて母親が洗面器持ち出してティッシュでおさえてたら、父親が上を向けと怒るので上を向いたら気持ち悪くなり、その間に両親がどっちがいいか言い合いしていて「どっちでもいいけど早く血が止まらないかなぁ」と思っていたのを覚えている。

鼻血のプロのような人生(?)を送っていたら、小学校の健康診断で鼻血と関係なく耳鼻科にひっかかり(何がひっかかったのかきれいさっぱり忘れた)、いい病院だと評判のところに遠いのになぜか通った。当時行っていたそろばん教室から近かったからかもしれない。ガラスの仮面が置いてあって何巻か読んだ。そこで初めて、鼻血が出やすいのはアレルギー性鼻炎だからだ、という診断を受けた。何の治療だったか忘れたけど何ヶ月か通ったら鼻血がぴたっと出なくなった。そして病院行きが終わった。ガラスの仮面の続きが読めなくなった。

それ以来鼻血らしい鼻血は出していない。たまーーーにちろっと出るけど、数年に1回、下手すると10年に1回ペースになっているんじゃなかろうか。鼻は寒暖差に弱くて1年中気温差があるならどこでもティッシュが欠かせない状態だけど。

だいぶ出血したはずなんだけどどこから湧いて出てくるんだろうあれ。