Really Saying Something

雑文系ブログです。

リモートワーク(在宅勤務)になってから突然料理とスコーン作りを始めた話

在宅勤務をスタートして1ヶ月ちょい、まあまあ日々のルーティンとしてのお仕事という観点では慣れてきているけど、昼休みに食べるものが安定しませんでした。簡単にレトルトのパスタやカレーにしてみたり、Uber Eatsを使ったり、オリジン弁当で好きなお惣菜(特に野菜)を組み合わせたり、家に長くある賞味期限切れの缶詰や調味料を使って何か作ったり……。

仕事をしているとカフェインと糖分に割と頼りがちなのでおやつを食べる+通勤分の運動がない、となると中期的に見て体にガタが来てしまい、貴重な医療リソースを使うことになる。それはさすがにまずかろうと思い、ごくごく簡単にですが「昼ごはんだけは何かしら手をかけたものを食べる」という縛りを作りました。単に縛っただけではパスタばっかりになるのは目に見えているので、以下の本に頼ることにしました。

力尽きレシピ

力尽きレシピ

  • 作者:犬飼つな
  • 発売日: 2019/04/17
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

HP5%、20%、60%、80%でそれぞれ想定したメニューがまとまっていて、“ズボラ”であることを是とする内容。何しろ最初の登場メニューが「5分でガーリックトースト」なので、コンビニで食パンと、何かしらホットスナック(たんぱく質役)やお漬物(野菜役)なんかを足して買い物すればクリアできます。1時間で調理して食べて片付けて、をフルでやるとかなり厳しいことがわかってきたので、この本縛りでの買い置きの方向性が作れたのは便利でした。

働き始めてから自炊の習慣が身につかなかったのは、当初は実家暮らしで遠距離通勤、結婚してからは夫の方が私より早くあがって私が作るのは事実上無理、土日はだらっとしたい、以上のことにより「まとまった時間がない」というのがかなり大きな理由だったので、退勤さえすればすぐ自宅になった今は割とまとまった時間が取れることがだんだんわかってきました。

昼のうちに夜に作りたいもの(作ってみたいドリブンのことが多い)を考えて材料を買っておけばそこそこ作れます。何よりテイクアウトや外食で済ませたくても選択肢が狭まってきており、毎食オリジン弁当マクドナルドやその他チェーン店系統になるのはそれはそれで金もかかるということから、じわじわ自炊率が上がってきています。

今日も今日とて良い天気だけど出かける予定もないので、ミーハー感満載で「15分でインドカレーを作れる本」を頼みにスパイスを混ぜて「鯖缶シンプルカレー」を作りました。

tsukurioki.hatenablog.com

スパイスをグラム単位で量るのは結構大変でしたが(1.9gでは1gという表記だし2.1gだと2gになるしでだいぶ気になる)、カルディの鯖缶とトマトの缶詰とスパイスがめちゃくちゃすんなりなじみ、ジャスミンライスと一緒に食べてあっという間に完食。他に市販のルーを使ったレシピも掲載されていて非常に助かります。行き詰まったらカレーになりそう。

カルディの鯖缶(いわし缶メインですが……)についてはOKPさんのブログで見て知って定期的に買っているので、これもまたミーハー。

moognyk.hateblo.jp

不思議なもので、簡単な料理でも回数を重ねるとそれなりに手際がよくなってくるのが自分でわかるようになるんですね。プチ達成感で満たされるので「食べ足りなかった」と思いながらおやつに手を伸ばす回数がじわじわ減り、次はあれにするかこれにするか、みたいな方向に思考が向いたのもよかったです。

そしてなぜかスコーンを焼き始めました。12年前に一度作った時の道具があるので、材料が一揃いあればすぐにでも作れるはずなのですが、12年ぶり2回目(2期目)の第2回です。牛乳をまったくといっていいほど飲まないので、牛乳が家にあるかないかだけが勝負のポイントです。勝負とは。

いろいろなレシピがあるのですが、ベース二しているのは12年前と同じこちらのレシピです。

cookpad.com

第1回がぼろぼろに崩れたため混ぜ方がうまくいっていないと判断し、12年前にこれまた買った(たぶん同じところでつまずいていたのだろう)お菓子の本を読んで、それぞれの工程の意味などを学んでいます。

お菓子作りのなぜ?がわかる本

お菓子作りのなぜ?がわかる本

この本はフランス菓子を丁寧に焼くための本なので、スコーンのレシピは載っていません。なので、最寄りの本屋さんでスコーンの本を購入。人によって微妙にレシピが異なるので、ベースの焼き方がわかってきたらアレンジするかもしれません。読み物として面白いので既に満足。

あとはブラックコーヒーにじわじわ飽きてきたので、ミルクホイッパーを買ったりとか。牛乳入れればいいじゃんっていう話なのですが、匂いが苦手な上に温めるのもさらに苦手なので、泡立ててカプチーノにしようかなと思っています。牛乳がスコーン作りで切れてしまったので買いにいかないといけないのでした。

やたらと食まわりに振り切っている感じですが、家にずっといるとどうも以前から気になっていることが顕在化するようで、SNSやブログで見かけたレシピを試すのも同じメニューを繰り返し作ってみるのも割と楽しくできています。むしろどこか脳内で引っかかっていたことが解消できている気がしてなかなかよい。この他にはやはり長年やりたいと思ってやっていなかった刺繍をやりたくて、フェリシモの基本のセットを注文してしまいました。今日の勝間和代さんのメールマガジンに同じような内容が書いてあり、わー同じだ、と思いました。

少なくとも私にとっては、一日中家にいると

「謎のやる気がわく」

という気分になるようです。

しかしまあ、毎日毎日覚めない悪夢を見ている感じですね。新型コロナウイルス前の世界にはもう戻らないんだろうなというのを、折に触れふと考えます。リモートワークにしても、必要に迫られてやるのではなく、そういう前提で仕事が進むようになるんだろうなぁとか。

お題「#おうち時間